ストーカー規制法が改正され、さまざまなストーカー被害が報告されるようになりました。
もしストーカーにあってしまったら、弁護士などに相談し損害賠償を請求することができますが、実際には本当にストーカー行為なのかどうなのか?個人で判断をして証拠を押さえ、弁護士に依頼するとなるとかなりハードルは高いかと思われます。
もちろんストーカー行為を受けた結果、やむを得ず引っ越しをしないとならなくなったり、防犯のために必要な設備を設置するなどの損害を受けたときは、その実損害の賠償を求めることができます。
また、病気になってしまったりして、その原因がストーカー行為に基づくのであればその治療費も実損害となります。さらに、行為態様や受けた精神的ダメージについても慰謝料を請求することは可能です。
目次
ストーカー被害による損害賠償はできる
ストーカーのストーカー行為は、民事上の不法行為に当たりますので、それによって損害を受ければ、ストーカーに対して損害賠償請求は可能です。(民法709条)で定められています。
ストーカーに対して請求できる損害としては、実損害と慰謝料があります。
ストーカー被害による実損害とは?
実損害としては
- 病院の治療が必要だった場合の治療費
- 物を壊されたり、使えなくされた場合にはそれらのものの財産的価値
- 通常相当と認められるような防犯設備を設置したための費用
- 従前の住所にいられなくなったために別の場所に引っ越した際の引っ越し費用
- 弁護士費用
- 探偵事務所などへの調査費用
ストーカー被害による慰謝料とは?
慰謝料は、精神的な損害に対する賠償金です。
慰謝料の金額に基準はありません。
手続きとしては、訴状を裁判所に提出して請求することになります。
通常ストーカー行為を不要行為としての損害賠償請求の訴状は、具体的な事情に応じて様々です。
そのため一般の方がネットなどのサンプルをもとに作成することは難しいので弁護士に相談をした方が良いのですが、肝心なことはその慰謝料を請求する証拠となるものがあるのか?ということです。
弁護士に相談をするにしても、警察に相談をするにしても、必要なものは、あなたや家族の現在の状況をしっかりと証明できる証拠になります。
そのため、まずはストーカー事例に特化した信頼のおける探偵事務所に依頼をすることが望ましいと言えます。
探偵事務所によっては、証拠を踏まえてストーカー専門の弁護士を紹介してもらえる場合があるため、そちらのサービスをご利用することで、通常よりも多くの慰謝料を請求できる場合もあります。
>>ストーカー被害で探偵事務所に依頼するさい注意するべきこと
ストーカー行為・つきまといへの慰謝料の相場
過去の裁判例をたどると、慰謝料が国はバラツキが非常に大きいです。
ですが、単純な平均金額を求めると、およそ150万円程となっています。
民事裁判においては訴訟費用や弁護士費用が必要なことから、高額が見込める事件しか訴訟を起こしていない可能性が高いですが、ストーカーの慰謝料は比較的高額な水準になっているといえます。
高額な慰謝料となるケース
慰謝料が100万円を超える高額な判例は次のような理由のときが基準となっています。
- ストーカーをやめる旨の念書を交わしたにもかかわらず、行為を続ける悪質な場合
- 被害者が精神疾患を患い、生活に支障をきたしている場合
- 教授や学生のように優越的な地位を利用している場合
- 被害者にまったく落ち度がない場合
こうしたケースの場合は、慰謝料が200万円~300万円と多くなっており、悪質な場合は750万円の慰謝料が認められているケースもあります。
慰謝料が減額されているケース
裁判では請求金額から大幅に減額されているケースもあります。
ストーカー事件の慰謝料で減額をされているケースはコチラの場合になります。
- 被害者側に落ち度があった場合
- 身体的な接触がなく、行為の程度がそれほどでもない場合
被害者に落ち度がある場合の多くの理由は、元交際相手を一方的に連絡なく別れ、加害者から接触を取らざるを得なくなった状況を作り出してしまったなどが挙げられます。
示談金での対応になる場合も多い
ストーカー事件の場合は加害者側から被害者側へ示談(じだん:裁判をせずにお金で解決をすること)の申し込みのケースも多いです。
その場合も、民事裁判における慰謝料が基準となりますが、示談の場合は双方が納得できるかどうかが焦点となり、示談が成立しなかった場合、加害者がどういう刑罰を受けるかによって、示談金は上下します。
ストーカー規制法の罰金の最高額は50万円となっているので、示談の場合のひとつの目安ともなっています。
ストーカー被害による訴状を起こすときの注意点とは?
ストーカー被害による訴状をおこすときには注意点があります。
原告として訴状に住所を記載する必要があります。
したがって、通常、訴状はそのまま相手に送られますので、原告の住所を相手に知られてしまうことになるので、ストーカーに住所を知られたくない場合には、注意が必要です。
そのため、まずはプロの対策ができる組織に依頼をすることが大切になってきます。
ストーカーの被害にあわれた個人では、なかなか対応が難しいと言えます。
探偵事務所に調査依頼することも有効です。
ストーカー被害に悩んでいる方の中には、
「誰が何の目的でストーカー行為をしているのかわからない。」
「ストーカーの被害にあっているが、物的証拠をつかめない。」
このような悩みのために、警察に相談をしたいができないといった状態の方も多くいらっしゃいます。
物的証拠をつかむことができないために、警察側でも踏み込んで捜査ができず、最悪な結果を招いてしまった過去の事例もあり、一筋縄ではいかないのがストーカーの被害の現状です。
そうした中、実は探偵事務所に調査依頼をすることで、ストーカー被害の実態をつかみ、そして調査結果を警察に届けることによって、ストーカー行為に対処してもらうことができます。
また、中にはストーカー行為に特化した弁護士を紹介してもらえる制度のある探偵事務所もあるので、もしストーカー被害に一人で悩まれているのであれば、まずは信頼のおける探偵事務所に相談してみることもひとつの手だと言えます。
個人では中々つかめないストーカー被害の証拠も、調査の得意な探偵事務所を介することで、早急な問題解決をすることができるわけです。
ストーカーに対して間違った対応をしたために最悪な結果も…
ストーカー行為に対して過剰な反応をしたために、ストーカー行為がエスカレートしてしまったり、安易に警察に届けてしまったことを知られてしまい、逆上・逆恨みに合い、最悪な結果を招いてしまったケースも過去にはあります。
もちろん、警察に相談をするということは必須ですが、まずは警察がすぐに動いてくれるようにストーカーをされているという証拠をしっかりと提示できると、スピーディーに問題解決につながりやすいです。
その為には防犯カメラなどの設置も有効ですが、プロの探偵に調査をしてもらうことも視野に入れると良いかと思います。
信頼のおける探偵事務所の見つけ方
ただし、気を付けなければならないのは、一概に探偵事務所といっても、得意不得意な分野があるため、ストーカー行為に対して得意な探偵事務所を選ぶ必要があります。
また、探偵事務所の中には悪質な事務所もあるため、以下の項目に引っかかる探偵事務所は避けましょう。
避けるべき探偵事務所
- 料金体系が不明瞭
- 業界団体に加盟をしていない
- 激安価格をアピールしている(安かろう悪かろうは危険)
- 探偵業の届け出をしていない
- 事務所を持っていない(レンタルオフィスなど)
- 電話対応がよくない
警視庁・都道府県の警察署のホームページには処罰を受けている探偵が掲示されています。
信頼できる探偵事務所の特徴
- 地元の警察に探偵業法を届けている(探偵業の認可を受けている)
- 事務所をしっかりと構えている
- 社団法人・公的協会・団体に加盟をしている
- 費用の説明が明確になっている
- 違法調査をしないと明言している
ストーカー調査依頼の費用や料金はいくらぐらいか?
ストーカー調査依頼で大切なことは費用や料金よりも、その調査能力をしっかりと見る必要があります。
価格が安いからといって調査能力の低い探偵事務所に依頼をすることは非常に危険なので注意をしてください。
一般的なストーカー調査依頼の料金相場は5万円~50万円程度になります。
価格の幅はストーカーに対する尾行や張り込み調査が長引けばそれだけ料金は高くなることが一般的です。
また、ストーカー行為の証拠が集まり、訴訟を起こした場合、弁護士にも依頼することを考え、調査料金などストーカー対策必要な費用の計算もしておく必要があります。
訴訟に飼った場合は慰謝料を請求することもできますが、今一度、ストーカー対策に特異な探偵事務所などに相談をすると良いかと思います。
当ブログで調べたストーカーに強い信頼のおける探偵事務所
今回、全国の探偵事務所を調べましたが、ストーカーに強い探偵事務所として原一探偵事務所をご紹介しておきます。
信頼できると判断した理由
- 業界トップ、日本一の探偵事務所ということ
- テレビで多数取り上げられている安心感
- ストーカー対策に強く、多くの事例を対応している
- メール・電話相談、面談まで完全無料
- 追加料金が一切かからない明瞭会計
- 顧問弁護士も在籍しているため、調査後の裁判(慰謝料請求など)もスピーディーに出来る
他の探偵事務所と比較して費用・料金が格段に安いわけではないですが、ストーカーに対する多くの事例を対応しているため、安心してオススメできると考えました。
また、24時間365日電話対応をしてくれることもオススメできる要因のひとつですね。
【公式無料相談】
>>24時間365日全国対応の【原一探偵事務所】
ストーカー行為は被害が深刻になる前に、早めに相談をしておくべきです。
数日相談が遅れたために、取り返しのつかない最悪な結果を迎えてしまうこともないとは言い切れません。
少しでも迷われているのであれば、自分の家族や将来の為に勇気ある決断をしましょう。
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