ストーカー事件において、警察が把握している件数について調べてみました。
平成27年のものが公開されていました。
今回は相談件数や検挙件数、刑法犯、特別法犯、禁止命令数などについて調べたところ、驚くべき事実がわかりました。
目次
ストーカー事件の相談件数について
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まずは、ストーカー事案の相談件数についてです。
H12年からまとめられています。
ストーカー規制法ができた11月24日以降のものです。
H12:2,280件
H13:14,662件
H14:12,024件
H15:11,923件
H16:13,403件
H17:12,220件
H18:12,501件
H19:13,463件
H20:14,657件
H21:14,823件
H22:16,176件
H23:14,618件
H24:19,920件
H25:21,089件
H26:22,823件
H27:21,968件
H27年は、4年ぶりに減少したものの、法施行後から平成23年までに比べ平成24年以降は高水準で推移していることが分かります。
ストーカー事案の検挙件数について
また、ストーカー事案の検挙件数についても調べてみました。
まずは、ストーカー規制法違反について。
H12:22件
H13:142件
H14:178件
H15:192件
H16:206件
H17:200件
H18:183件
H19:242件
H20:244件
H21:263件
H22:229件
H23:205件
H24:351件
H25:402件
H26:613件
H27:677件
こちらも平成24年より検挙件数が倍増していることがわかります。警察の取り締まりがうまく機能しているという見方もできますが、そもそものストーカー事案数が増えている可能性もあります。
ストーカー事案の刑法犯・特別法犯について
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続いて、刑法犯・特別法犯について。
H12:104件
H13:921件
H14:758件
H15:663件
H16:752件
H17:701件
H18:653件
H19:718件
H20:716件
H21:759件
H22:877件
H23:786件
H24:1,504件
H25:1,574件
H26:1,917件
H27:1,872件
刑法・特別法の適用による検挙は減少したものの、ストーカー規制法違反検挙は増加しています。
相談等件数の増加等に伴い、いずれも平成24年以降は高水準で推移しています。
また、ストーカー規制法の適用で、警告や禁止命令等が出ているものについても調べてみました。
・仮命令はH26に2件ほどありました。
ストーカー規制法による禁止命令件数について
禁止命令等について
H23:55件
H24:69件
H25:103件
H26:149件
H27:145件
警告
H23:1,288件
H24:2,284件
H25:2,452件
H26:3,171件
H27:3,375件
警告については増加傾向にあります。
禁止命令は少ないですが減少しました。
その他の対応としては、
被害者への防犯指導や加害者への指導警告、パトロールや他機関等への引継ぎなどがあるようです。
被害者の男女比では男性が10.7%に対し、女性は89.3%と圧倒的な差が出ています。
ストーカー被害による被害者の年齢について
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また、被害者の年齢としては(H27)
10歳代:9.5%
20歳代:35.1%
30歳代:26.5%
40歳代:18.0%
50歳代:7.1%
60歳代:2.6%
70歳以上:1.0%
年齢不詳:0.1%
ストーカー規制法が改正され、SNSなどの対象になったことから相談等の増加もあると思います。
早めの相談・対応で被害を抑えることも大切です。
ストーカー犯罪から身を守るためには自己防衛が最善策です。
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