2013年10月8日に18歳の女優の卵だった女子高生が自宅前で刺殺され殺害されるという事件が起きました。犯人は元交際相手だったのです。

 

その男性は、事件を起こす前に彼女の裸の画像をインターネットに流していました。

その後事件を起こしたことから「リベンジ・ポルノ」という言葉が広まり、2014年にはリベンジ・ポルノ防止法が成立しました。

 ストーカー被害に対するリベンジポルノの経緯

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2014年8月には判決が出ていましたが、2016年11月に二審が東京高等裁判所で開かれたのです。

判決が出ているのに二審?!と思いました。

それは、一審で検察がリベンジ・ポルノを起訴しなかったにも関わらず、量刑に含めるよう主張したためだったのです。このため、高等裁判所が不当と判断し、地裁への差し戻しを決定したのです。

そのために2016年3月に改めて差し戻し審が行われることが決定し11月に二審が開かれることとなったのです。

 

裁判では、遺族である女子高生の両親は裁判で

「夫婦は二人とも精神科に通っています。しかし、今は裁判を闘うために治療を延期しています。怒りを抑えないためです」と語っていました。

しかし、裁判はなかなかすすまずに、画像もインターネット上に大量に残された状態が続いたようです。

 

加害者と被害者は2011年7月にFacebook上で知り合ったようです。

犯人の男はFacebook上で、立命館大学の学生で「ハーフで英語が堪能」と誇示していたのです。しかし本当は、高校卒業後フリーターで京都に住んでいたのでした。

当時高校1年生だった被害者女性はそれを信じメッセージの交換を始めたのです。

そして、その年のクリスマス、男性が東京に会いに行き、交際が始まったようです。

 

彼女は絵にかいたような才女だったそうで、小学生のころから女子大付属の一貫校に通い、ピアノが得意で同級生のリーダー的存在だったそうです。学校の成績はオール5だったそうです。その一方で小学5年生のころには芸能プロダクションにスカウトされ、テレビドラマや映画に出演していました。

 

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犯人は彼女にのめりこみ、頻繁に東京に会いに行くようになります。

そして、ゴールデンウィークには両親にも交際の報告をしていたようで、

肉体関係になったのはその後の7月だったそうです。

しかし、二人の距離が縮まれば縮まるほど身分を偽っている罪悪感で不安になっていったようです。

 

そして、「留学する」と言って、彼女の前から姿を消したのです。

しかし、彼女は別れを惜しみ、犯人はその気持ちに漬け込み彼女の裸の写真を何枚も送らせていたのです。

そして彼は現地の女性と交際し、さらにそのことを彼女に話したり、パソコンを介して挨拶をさせたりと、彼女への愛情を確かめるようないたずらを繰り返したいたようです。

 

そして、ついに被害女性がそれらの行動をうけ、気持ちが冷め、

「気になる男性ができた」と告げると

加害男性は動揺し、思いとどまらせるために裸の画像で恐喝し始めたのだそうです。

しかし二度と会わないと言われフラれた怒りからSNSを通して彼女の動向を調べだしました。

そして

「彼女が別の男性と交際していることを知り、自分の体重が10キロ減り、アトピーもひどくなり、ここから抜け出すには殺すしかないと思った」という理不尽な理由を語っていました。

 

写真を完全に削除することは不可能なことなのです。

安易に送ることは控えましょう。

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