ストーカー被害による殺人事件など、残虐な事件が多発している現代。
1999年10月にJR東日本高崎線桶川駅前で女子大生がストーカーによりわき腹と左胸を刺されるという事件が起きました。彼女は間もなく出血多量で死亡しました。
大学に行く途中に、自転車置き場に自転車をとめたところを襲われたようです。
通り魔からストーカー殺人事件へ
当初は通り魔的な犯罪とみられていた事件でしたが、
この被害者は、元交際相手の男を中心とする犯人グループから嫌がらせを受け続けていたそうです。
家族や友人の証言からある一人の男・小松和人が浮上しました。
2人はこの年の1月頃に知り合い交際を始めました。
別れ話を切り出されると、
執拗な嫌がらせを繰り返し「ストーカー行為」をしていたそうです。
当時ストーカーを規制する法律がなかったため、
警察の動きも遅かったと言われています。
そして、この事件をきっかけにして2000年に「ストーカー規制法」が制定されました。
ストーカー被害に対する警察のズサンな管理
さまざまな調査報道により、
埼玉県上尾署が被害者と家族から受けていた被害相談をきわめてずさんに扱っていたことが
明らかになってきたことから、
警察不祥事としても注目をあつめる事件となりました。
警察から15人の処分者を出し、うち3人は懲戒免職となっています。
桶川ストーカー女子大生殺人事件の経緯
また、被害者と遺族に対し、
報道被害が起こった事件としても、
今後の報道の在り方についての参考例として取り上げられることもあります。
この犯人である元交際相手は2000年1月に自殺しており、
被害者殺害に直接的に関与した4人はそれぞれ無期懲役から懲役15年という判決が下され
2006年に全員の刑が確定しました。
そして、本件にかかわる別事案で起訴された元上尾署員3人は執行猶予付きの有罪判決がくだされ、
さらに被害者遺族は埼玉県(埼玉県警)を相手に国家賠償請求訴訟を起こしました。
警察の捜査怠慢についての賠償責任は認められましたが、
遺族が求めた捜査怠慢と殺害の関連認定については退けられた判決が2006年に確定しています。
ストーカー犯罪から身を守るためには自己防衛が最善策です。
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