ストーカーの事件が増加している昨今。

アイドルが刺されて重体になるという卑劣な事件を覚えている人も多いと思います。

 

2016年5月21日、小金井市で発生した当事件。

芸能活動をしていた、20歳の女子大生。

以前からファンを自称している男がTwitterなどのSNSを使ってストーカー行為をしていたようです。

 ストーカーアイドル殺人事件未遂の経緯

被害女性は冨田真由さん。犯人は、岩埼友宏と名乗る男でした。

当日イベントに参加するため、会場入りした冨田さん。

会場の入り口で、首や胸、背中など数十か所を刃物で刺されたそうで

心肺停止、意識不明の重体となってしまった事件。

 

冨田さんは以前からストーカー被害について警察に訴えていたそうです。

2016年始めころ、容疑者は冨田さんにたいし、

複数の本や腕時計などプレゼントしていたようですが、

彼女は返送したそうです。

 

これに逆上した容疑者の犯行だったようです。

 

容疑者のTwitterのアカウントで、

 

「渋谷青山通り郵便局から荷物が届きました。わざわざ送ってくれなくても取りに行きましたよ?差出人不明。腕時計と本3冊が入ってました。ほんと、いやな女。それから蜷川実花さんの言葉集はどうしました?全部返すならそれも忘れずに。」

 

「名前くらい書きなよ。詐欺かと思ったじゃん。お菓子とかお花も返すん?そのうち送られてくるんかな~。楽しみにしてますね(●^-^●)時間もお金も返す気なら、ほんまもんの悪意だね。素敵すぎて嬉しいね。」

 

などと書き込まれていたのを確認されていました。

ストーカーアイドル殺人未遂事件前に警察に届け出

しかし冨田さんが警察に届けたあとくらいからアカウントの更新がとまっています。

何かしらの警告を受けていたのかもしれません。

 

この事件に対し岩埼容疑者は、

「殺すつもりだった、刃物は事前に用意した」と供述しているようです。

容疑者は刺した後も現場に残り、「俺がやった」と叫んでいたそうです。

 

当日、駅で待ち伏せをし、プレゼントを送り返してきたことを問いただしたが、

冨田さんがあいまいな答えだったので、カッとなり何回も刺したとも供述したそうです。

ストーカーアイドル殺人未遂事件の裁判

裁判では彼女も証言にたったが、

いまもリハビリや後遺症に悩んでいるようです。

 

殺人未遂などの罪で起訴され、裁判が行われました。

冨田さんも意見陳述を行いました。

 

「悔しくてたまらない。反省していないと思う。普通に過ごすはずだった毎日を返してほしい。傷のない元の体を返してほしい。犯人が夢に出てきて、また私を殺そうとしてくるのでほとんど眠ることもできない。頭がおかしくなるんじゃないかと思うくらい悔しくて、毎日泣いています。犯人を野放しにしてはいけない」という彼女に対し、裁判中にも関わらず、

 

「じゃあ殺せよ!」と叫び退廷を命じられたそうです。

 

その後検察側は、「常軌を逸した自己中心的な犯行。類例を見ない悪質性、反社会性がある犯行で謝罪がパフォーマンスだったことは法廷での言動で証明された」として懲役17年を求刑した。

 

そして、懲役14年6カ月の判決が言い渡されましたが、これを不服とし東京高等裁判所に控訴しました。

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