海外でも、恐ろしいストーカー事件がありました。

 

今から60年前のことです。

まだ「ストーカー」という言葉もなかったような時代の出来事です。

既婚者のバートという男性が、妻ではないリンダという女性に愛情を抱きました。

しかしそれは、“自分のものにする”というゆがんだ愛情でした。

結婚するために、彼女を失明させてしまうという猟奇的なものでした。

 実写映画化されたアメリカのストーカー話

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後に、「クレイジーラブ」というタイトルでドキュメンタリー映画も作られました。

フジテレビ「奇跡体験アンビリバボー」でも放送されたので覚えていらっしゃる方も多いかと思います。

 

結婚したいから失明させたという信じがたい事実。

被害者である女性もなぜ、結婚したのでしょうか?

 

 

それは1957年ニューヨークでの出来事です。

バート・プガチは法律事務所の仕事で成功し、映画プロデューサーやナイトクラブのオーナも務める実業家でした。女性にもモテ、かなりのプレイボーイぶりでした。

 

30歳のバートはリンダ・リスという、とても美しい女性に一目ぼれしました。

彼女はブラウンの大きな目、長いまつげ、絵画のような美しさを持っていた彼女。

バートは街で声をかけ強引に連絡先を聞き出し、花を贈ったり電話をしたり猛アタックを開始しました。

 

初めのうちはリンダも戸惑っていましたが、デートの誘いを受けてみることにします。

実際会ってみると、バートはとても紳士的で、ジョークもうまい男性だったのです。

そして、徐々にリンダはバートに惹かれていきました。結婚も意識するようになります。

 

しかし、バートから、既婚者であることを告げられるのです。

リンダは怒り、別れを決意します。

バートは妻とは離婚する予定だと説明しますがショックを受けたリンダは受け入れませんでした。

 

リンダがここまで怒るのには自分の父親のこともあったのかもしれません。

父親も浮気で離婚していたのです。

 アメリカのストーカーもまた別れ方が原因だった?

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そして、ここからバートによるストーカー行為がはじまるのです。

しかし、バートは直接的なストーカー行為には及ばず、他人を雇ってまでやらせていました。

それは、法律の専門家である自分のもとにリンダが相談しに来ることを期待していたからでした。

 

ある日、事件は起こりました。

リンダに新しい交際相手ができたことを知ったバートは「他人の手に渡るのなら、誰のものにもさせないようにしよう」と考え、他人を雇い、リンダの顔に硫酸をかけたのです。

 

リンダは顔に大やけどを負い、失明してしまいました。

そして、新しい恋人とも破局してしまいました。

 

ほどなくして、この犯行がバートによるものだということが発覚します。

バートは逮捕され14年の懲役刑が下りました。

 

しかし歪んだ愛はこのままでは終わらなかったのです。

獄中からもラブレターを送り続けたバート。

刑期を終えたバートはリンダのもとに向かいました。

あらためてプロポーズを行い、二人は結婚するのです。

 アメリカのストーカーが結婚できた理由とは?

この結婚には、実はリンダのひそかな復讐心があったのです。

視力を奪い去った憎い男。彼と結婚することで一生自分の身の回りの世話をさせることが一番の復讐だと考えたリンダだったのです。愛情はない結婚だったということです。

このリンダの行動は40年にわたる復讐劇とも言われていました。

 

しかし、バートはそんなリンダの復讐心には気づかず喜んで世話をしているのでした。

 

実はここでは終わらない・・・

バートはその後不倫相手をつくりさらにまたストーカー行為を働き逮捕されました。

 

事実は小説よりも奇なりですね。

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