ストーカーによる殺人事件が増えている中、
度重なるストーカー被害の末に殺害されるという事件が逗子でおきました。
ストーカー被害が把握されていたにもかかわらず
事件を防止できなかったことが問題視された事件の一つでもあります。
逗子ストーカー殺人事件の経緯
2012年11月神奈川県逗子市に住むフリーデザイナーの女性が
アパート1階の居間で刃物で刺殺され、
犯人の東京都在住の元交際相手の男が
同アパート2階の出窓にひもをかけ自殺していた事件が起きました。
2人は2004年から交際していましたが
2006年4月頃に加害男性が納得しないまま女性から別れました。
その後2008年に交際を精算した女性は
別の男性と結婚し逗子に転居しました。
この時、加害男性には新しい姓や住所はかくしていました。
被害女性がたびたびFacebookで生活を投稿していたことから、
2010年4月頃から結婚を知った加害男性からの嫌がらせメールが届くようになりました。
メールはどんどんエスカレートしていきました。
2011年4月頃には「刺し殺す」などといった
被害女性を脅すメールが1日に80通~100通になっていました。
被害女性はこれを警察に相談し、
同年6月に加害男性が脅迫罪容疑で逮捕されました。
そして同年9月に懲役1年・執行猶予3年の有罪判決が確定し、
同年7月には”ストーカー規制法”に基づき警告が出されました。
その後被害女性の家に防犯カメラも設置されました。
2012年3月~4月には1000通を超えるメールが送りつけられ、
「結婚を約束したのに別の男と結婚した。契約不履行で慰謝料を払え」などと書かれていたそうです。
女性は警察に相談しましたが、
警察は違法行為にはあたらないと立件しなかったようです。
4月上旬以降にはメールが届かなくなったことから、
「静観したい」と被害女性が申し入れましたが、
警察は自宅周辺のパトロールは実施していたようです。
加害男性は住所を聞き出すため、
夫を装い、「家内の税金の支払いの請求が着ているが、住所が間違っていないか」などと質問し、
応対した市役所職員に住所情報を調べさせた偽計業務妨害罪容疑で逮捕されています。
しかし、担当職員全員が「閲覧した記憶はない」と証言し、
情報流出については明らかにされないままでした。
Yahoo知恵袋で住所の聞き出しをしていた
書き込みは「昔、お世話になった方を捜しています。逗子市小坪六丁目に住んでいるらしいのですが、詳しい住所が分かりません」などと記載。
また、加害者男性は別の方法でも被害者の住所を割り出しています。
警察の逮捕令状で被害者の住所と新苗字がわかる
脅迫罪で逮捕された加害者は、
警察の「逮捕状の読み上げ」の際、
結婚後の新しい姓:三好と、新住所:逗子市小坪六丁目を知ることができました。
ストーカー被害対策のまとめ
殺害に及ぼうとする人間に対して、
自分の身を守ることがいかに大変かということがよくわかります。
こうした、モンスターと遭遇しないためにも、
別れる際は慎重に別れたほうがいいですね。
ストーカー犯罪から身を守るためには自己防衛が最善策です。
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